筋ジストロフィーとは、筋肉の障がいであり、

筋繊維の破壊と変性を繰り返しながら筋肉の萎縮が起こる筋疾患です。

 

 

【症状の特徴】

筋肉の萎縮によって転倒しやすくなり、

手足に力が入らないなど徐々に運動機能に障がいが現れます。

また筋力の低下から反動をつけて体を動かすようになるため、

肩や上半身を左右に振るなどの動作がみられます。

呼吸も筋肉の萎縮ににより換気量が低下し、

深呼吸などができなくなり喚起不全状態になることもあります。

心筋も同様に、心不全になることもあります。

症状は以下の2つに分かれることがあります。

  • 「デュシェンヌ型」
  • 「ベッカー型」

 

「デュシェンヌ型」とは、

2歳~5歳で発症し、10歳代で車いすでの生活をする場合もあります。

15歳で座位保持が困難になることがあります。

 

「ベッカー型」とは、

発症年齢が遅く、10歳から20歳の間に筋力の低下がみられます。

運動機能の障がいが現れるのも緩やかで歩行不全になるのも20歳以降が多いです。