運動につかさどる神経をおかし、
筋肉の萎縮と筋力低下をきたす神経変性疾患で、
末梢にある筋肉から急激に進行します。
日本では指定難病の一種になっています。
【症状の特徴】
手足のしびれ、痙攣から徐々に寝たきりの状態になり、
立ち上がりや座位保持が困難になります。
知覚障がいはなく、
尿意・便意、また寝返りをうちたくなったりしますが、
自分で身動きがとりにくいので介護が必要です。
また下記の症状が考えられます。
- 嚥下障がい
- 構音障がい
- 換気障がい
「嚥下障がい」とは、
舌や口周りの筋肉の委縮から、噛むことや飲み込むことが困難になります。
また誤嚥による肺炎の危険性も考えられます。
「構音障がい」とは、
舌がもつれて上手く声を出せなかったり、
しゃべりにくくなることから話し言葉でのコミュニケーションが難しくなります。
「換気障がい」とは、
息が上手く吸い込めず、自発呼吸は困難になり、
末期には気管支切開や人工呼吸器の装着が必要になる場合があります。